とってもゴージャスな漆喰

2010年4月22日木曜日

たわごと 漆喰

t f B! P L
ちょっとセレブなお話を。
写真は説明の必要はありませんね。
ゴージャスの象徴?シャンデリアです。
写真素材 PIXTA
(c) ロック写真素材 PIXTA

でも、ちょっと寂しい。何かが足りない。

そう。天井に飾りが無いですね。
シンプルな円形のものだけ。


一般にメダリオンと呼ばれています。














シャンデリアに限らず、シンプルな吊り照明でも
メダリオンがあるとないでは見栄えが全然違います。

シャンデリアの元祖、西洋の文化では石膏から削りだしたものや
型取りしたものが多いようですが
日本に残される古い洋館などでは、鏝絵の技術が応用された
漆喰で作ったメダリオンが少なからず見られます。

ワタシは数年前、新潟の左官さんの事務所で
漆喰の鏝絵メダリオンを見せてもらって以来、
各地の天井を見上げるようになりました。

問題は、天井なので石膏なのか漆喰なのか判別が付けにくいところ。
でも、日本に伝わる様々な技がギュッと濃縮されてるように思えます。

花をあしらったさりげないものや














梅や竹、岩を描いた和テイストの強いものまで。
















イイですよね~。
でも、残念ながら簡単には手に入りません。
こんな作品を作ってくださる左官の方が、国内に何人いらっしゃるでしょうか?

現代の住まいはボードを貼り、その上から壁紙を貼るだけの
簡単なものになってしまいました。

左官さんが技巧を追及する場が失われつつあるのです。

欲しくなった時にはもう手に入りませんよ。
ゴージャスな住まいにお暮らしの方、依頼するなら今のうちです。



さて、1300年前最もゴージャスだった場所。
奈良ですね。
今月は勝手に奈良キャンペーン実施中。

創建は平城遷都と同じ710年。
同じく1300年祭の興福寺さん。
南円堂、今の世に見ても大変絢爛な細工が施されています。
写真素材 PIXTA
(c) りえ写真素材 PIXTA

箔の設え、鬼瓦、大変豪華です。
写真素材 PIXTA
(c) みきぷろ写真素材 PIXTA


興福寺さんといえば、有名なのが阿修羅像。


















興福寺さんでは4月8日から
あの有名な阿修羅ファンクラブの新規募集が始まっています。
定員は3000人。まだ間に合うかなー?

また、5/16には公式イベントがあるそうです。
申し込みは4/30まで。
阿修羅好きの方は急いで応募しなきゃっ。


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