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石灰は甘いもんではない

キレイな南の島の風景です。
青い空とざわわに繁るサトウキビ。
写真素材 PIXTA
(c) なべ3.0写真素材 PIXTA


今日は南の島と石灰。
サトウキビと石灰、とても縁があるのです。

まずはサトウキビの収穫です。
本場ではトラック満載!
収穫期には道のあちこちにサトウキビが転がっています。

















砂糖を作るために、まずはサトウキビを絞ります。
昔の沖縄では写真のように、牛を追いながら大きな絞り器を回していた所も。

















サトウキビの絞り汁を煮詰めていきますが、
煮詰めるだけでは黒砂糖にならないのです。
絞り汁は酸性の液体。また、不純物を多く含んでいます。

ここで石灰の出番。
漆喰に使う建築用の石灰とは違います。
食品添加用消石灰というものが使われるのです。
不純物を極力取り除いた、上質な水酸化カルシウムです。

















煮詰めた絞り汁に石灰を入れて中性にします。
すると、石灰と不純物が凝固してアクになります。
まずは、石灰でキレイに。
また、石灰から栄養素としてのカルシウムが加わります。

さらに煮詰めると、また酸性になりますから
ちょっとずつ、ちょっとずつ、中性になるように
石灰を加えていきます。

そのことで、煮詰められた絞り汁が固まり、
黒砂糖の出来上がり。
石灰は不純物を沈殿させる効果もあります。
石灰、お役に立ってますよね?




砂糖の伝来も奈良。
奈良の平城宮大極殿が公開中!

唐招提寺さんの金堂です。
砂糖は鑑真和上が中国から伝えたと言われていますね。
 














甘味の効いた和菓子を食べるなら奈良にいきましょうね。