苆(すさ)の原料

2010年5月25日火曜日

漆喰 本漆喰 麻すさ

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何の写真でしょうか?
って、タイトルに出てしまっていますが。


皮麻(かわま)


 大麻の皮を剥いだものです。
 ここから苆(すさ)を作ったものが生濱すさと呼ばれるそうです。
 すさも幻なら素材も幻。
 目にすることができるのは文化財くらいでしょうね。


   
















そしてもう一つ

粗苧(あらそう)

 苧麻(ちょま/からむし)の皮を剥いだもの。
 この素材もすさも入手は困難です。
 さすがに展示品の写真で…。

日本古来の漆喰は、これらの素材を苆(すさ)にして
作られていたのです。
まず、現代では再現が難しいものの一つです。

「昔から変わらない漆喰!」「日本の伝統!」
な~んて謳っている製品、多いですよね?

中身が違うのですから、「本来のモンではない。」とどこかで説明すべきです。

ちなみに私たち、
 お勉強してからは壁用漆喰に使うすさの表記を
 「さらしすさ」へ変更を進めています。
 現代の素材でも、すさ職人さんの気持ちがこもった弊社特注品なのですが…。

もっと詳しく知りたい方は下記の過去ログか、師匠のサイトへ。



麻に関する過去ログ

漆喰には麻が必要ですが…


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