って、タイトルに出てしまっていますが。
皮麻(かわま)
大麻の皮を剥いだものです。
ここから苆(すさ)を作ったものが生濱すさと呼ばれるそうです。
すさも幻なら素材も幻。
目にすることができるのは文化財くらいでしょうね。
そしてもう一つ
粗苧(あらそう)
苧麻(ちょま/からむし)の皮を剥いだもの。この素材もすさも入手は困難です。
さすがに展示品の写真で…。
日本古来の漆喰は、これらの素材を苆(すさ)にして
作られていたのです。
まず、現代では再現が難しいものの一つです。
「昔から変わらない漆喰!」「日本の伝統!」
な~んて謳っている製品、多いですよね?
中身が違うのですから、「本来のモンではない。」とどこかで説明すべきです。
ちなみに私たち、
お勉強してからは壁用漆喰に使うすさの表記を
「さらしすさ」へ変更を進めています。
現代の素材でも、すさ職人さんの気持ちがこもった弊社特注品なのですが…。
もっと詳しく知りたい方は下記の過去ログか、師匠のサイトへ。
麻に関する過去ログ
漆喰には麻が必要ですが…
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