古民家鑑定士 駅舎に集合

2010年6月15日火曜日

古民家

t f B! P L
JR九州 亀川駅。

















国内有数の観光地 別府 といえば温泉。
その別府八湯(べっぷはっとう)に数えられる、亀川温泉があります。

梅雨入りした九州・大分は傘が役に立たないくらいの雨でしたが
古民家鑑定士数名が集合。

地元でもご存知ない方が多いのですが、JR亀川駅は工事の真っただ中。

















老朽化した駅舎を取り壊し、
バリアフリー化や自由通路など利便性を考えた新駅舎に変わります。

で、我々の目的は当然、その古い駅舎。
本屋1号と書かれたメイン駅舎の表示には
当時の内閣鉄道院が亀川駅を開業した
明治44年7月16日の日付が書かれています。
明治44年7月16日を西暦に直すと1911年7月16日。
今から99年前です。
別府駅などと共に開業されたこの駅、
少なからず改修が加えられながらも、その姿を残し続けてきたのですね。

ちなみにその1911年に何があったか。

中国で辛亥革命がはじまり
アムンゼンが南極に到達した年です。
さらに、
・キュリー夫人がノーベル化学賞受賞。
 ラジウムですね。
・メーテルリンクがノーベル文学賞受賞。
 チルチルミチルの「青い鳥」。オペラ好きにはペレメリですかね。


…いつだか、もう想像が難しい
そんな頃から地元の人々の往来を見つめてきた駅舎です。
JR九州さんでは、そんな駅舎とのお別れのイベントも検討中だそうです。

私たちは日頃の古民家鑑定士の立場から
地元大分だけでなく、宮崎、愛媛からの強力なバックアップメンバーが
そのお手伝いが出来ないかと集まった次第です。
最後のお別れ、地元の方の心に残るものになると嬉しいです。

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