民家の甲子園とは全国の高校生を対象にして行われる、
被写体を民家や町並みに限定した写真コンテストです。
正式名称は「「民家の甲子園」全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテスト」。
2003年以来、今年で第8回をむかえます。 wikipedia
民家の甲子園 実行委員会からの開催コメントです。
日本の山、森、海に連なる田園風景そこに生息する動物や植物達、その環境の中にたたずむ民家や町並み、私達日本人が20世紀の工業化の中で失った代償は余りにも大きいものだったのではないでしょうか。
昭和30年代以前の、日本の風景写真を見ると、自然は美しいのですが、当時の日本人の生活の貧しさに愕然とします。
わずか50年前の日本がそこにあります。
私達の父や母、そして私達の年代の頑張りにより飛躍的に経済は向上して、今の若者に当時の貧しさは想像できないでしょう。
物質的には成功しましたが、本当の豊かさを見失っていたのに気付いたのも事実です。
今、僅かに残された民家や町並みを生かしつつ100年先の、日本の基盤をつくる責務を担う高校生に、日本の文化に対する関心を高めてほしい、私達が心ならずも、ないがしろにした原点である民家のある暮らしを見直してほしい、という万感の思いをこめて企画しております。
高校生のメッセージに
「毎日、目にする何気ない場所に溶け込んでいる木の家たちは、私たちに安らぎを与え、心の風景として強く私たちの胸に強く焼き付いています。これからもこのような風景を後世にずっと伝えていくことができたらと思います。」
とありました。
私達も高校生に恥じない努力をしていきたいと心新たにしました。
いつの時にも、その時代に新たなメッセージを発している民家の偉大さに敬愛の念を抱きます。
最後に、本事業と大会に対して皆様方の、ご支援ご協力を関係者一同お願い申し上げます。
民家の甲子園実行委員会
実行委員会は
香川県にあるNPO法人・かがわサンサン倶楽部
財団法人・四国民家博物館(四国村)が中心となって、運営を行っているもので、
各地の古民家再生協会や我々、古民家鑑定士が地区ごとに支援しています。
まだまだ認知度が低く、九州ブロックは
7月10日(土)に熊本県予選、鹿児島で18日(日)の九州地区大会が行われるのみ。
ワタシも地元大分での予選開催など、地元での古民家への意識を高められるよう
頑張っていきたいと思います。
民家の甲子園実行委員会のサイト
第8回 民家の甲子園 案内 サイト
写真は新潟県出雲崎。
訪問した際、立ち並ぶ妻入りの町並みに感動した町です。
(c) アイアンホース|写真素材 PIXTA