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フランスの漆喰 と モロッコの漆喰

フランス建国記念日にちなんで「フランスの漆喰」について調べてみようかと…

思ったのですが、その言葉で検索すると2種類の製品についてばかり。
つまんないので、初手からちょっと脱線します。

漆喰の磨き仕上げ、土の大津磨きと並び、「磨き」は左官技術の結晶。
「ちゃんとした磨き」ができる職人が国内にどれだけいることか!と、さる名人が嘆くほどです。
それほど難しい技術。左官さんにとっても生涯のテーマではないでしょうか?

庭が映るほど光ってます。が、ヒビだらけ。残念です。

















下地からきっちり仕上げていく、左官技術の集大成は
メーカー製の漆喰では事足りないとお叱りを受けています。
ちゃんとした仕事にはやはり職人さんが作られる「本漆喰」。
…私たちも頑張って研究を重ねていますが、まだまだですね。

そんな磨きが「フランス」ほか、西洋系の漆喰に仕上げ方法として載っています。
それは「ワックス磨き」というもの。
平滑に仕上げ、乾燥させた漆喰の上から、蜜蝋などのワックスで磨き上げ、光らせる…ようです。

う~ん。「磨き」違いですね。
ワタシは職人さんの血と汗の結晶のほうが好きです。


と、さらに調べていると、あるブログにたどり着きました。
建築家&左官職人の森田一弥さんが3年ほど前に紹介しているタデラクト。
タドラック、モロッコ漆喰、マラケシュ漆喰などと呼ばれていますね。
(それぞれの言葉で検索すると、有名な左官さんの名前がたっぷり出てきます。
さすが皆さん、研究に余念がないです。)

さて、ワタシも出来上がったものに触れたことはありましたが、
現地で仕上げるまでの様子が事細かに説明されていました。
これはスゴイです!

ご存じなかった方は必見ですね。是非、下記をクリックしてご覧になってください。
 建築家+左官職人 森田一弥の写真日記
  2007.09.03 タデラクトについて@マラケシュ
  2007.09.04 タデラクトを塗ってみた@マラケシュ


で、モロッコとフランス。
なぜ強引に結び付けたかというと、1912年から1956年までフランス領だったのです。
有名な映画の「カサブランカ」、モロッコの首都です。
映画もフランス領だったころが舞台だったのです。

壁を光らせる技術、どの国が発祥にせよ、興味をそそられずにおれません。