©伝統素材伝承支援協会 日照りの夏に涙を流す 150 150

日照りの夏に涙を流す

 ヒドリノトキハナミダヲナガシ (日照りの時は涙を流し)
 サムサノナツハオロオロアルキ (寒さの夏はおろおろ歩き)

何度も紹介している宮沢賢治「アメニモマケズ」の一節です。
 コチラで紹介しています。http://www.blog.rice-ohmori.com/2010/07/blog-post_06.html

今年の春は気温が低く、雨も多く、様々な作物への影響が懸念されていました。

本日、コメ市況調査会社、米穀データバンクから発表されたニュースによれば
お米は東日本で豊作、西日本ではやや不作なようです。

ワタシの地元である大分県は「七島い」の生産地
今年の気候では苗の生育が遅く、また植えたものの生育も悪く、
またべっこう病など、作物への病気の心配が残ったままです。


5月に植えられた七島いですが

















生育のためには日照が必要です。
8月末には刈り取りが始まりますが、今年は…まだ心配です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何度も説明していますが、この七島いを使った畳が本当の琉球畳
それは縁(へり)があってもなくても、そう呼ばれます。
七島いを緯に編んだ畳表だけが「琉球表」「青表」と呼ばれるのです。
この七島いと青表を生産しているのは国内では大分県の国東半島だけ。
先日文化庁による「ふるさと文化財の森」にも選定されたばかりです。
 
ちなみに、普通のい草を使ったものはただの「縁なし畳」です。
最近流行りの琉球畳はほとんどがい草で作られた嘘っぱち。
数年すると縁のところが切れてしまうのだそうです。

暑い夏が今年の七島いをどこまで生育させてくれることでしょう。