©伝統素材伝承支援協会 おさらい 漆喰の分類

おさらい 漆喰の分類

日本建築学会 建築工事標準仕様書 JASS15 左官工事 によれば
漆喰は大きく3つに大別されます。
  1. 本漆喰は現場で造るもの。
  2. 土佐漆喰は3ヶ月以上発酵させたワラと消石灰を混ぜ、水で練り1ヶ月以上熟成させたもの。
  3. その他のメーカー製漆喰はすべて「既調合漆喰」
本漆喰はJASS15で現場でのりを炊いてつくるものとされています。
ですから、メーカーの工場で昔ながらの製法で造ったとしても
それは「本漆喰」と呼ぶことが出来ないのです。

本漆喰の原料は
  1. 塩焼き消石灰
  2. 麻すさ
  3. 海藻を炊いたのり
の3点。
ですから、
 左官さんの手作りでも粉末海藻を使ったものは本漆喰とは呼べないわけです。
 だからそれを左官調合漆喰とでも呼ぶべきでしょうか?

そして土佐漆喰。過去に試作研究のログがありますが、
要は大変な手間暇をかけて作られる漆喰。
ワタシもここに踏み込めるほどの勇気はありません。
 
そして最後に既調合漆喰。メーカー製漆喰のことですね。
その原料は昨日のログで説明しました。
配合や原料に明確な決まりがないため、
現在、「なんちゃって漆喰」が市場にあふれかえっています。
 
さらに、JASS15にも出てこない漆喰。
それが琉球漆喰 ムチ
おそらく、その製法と説明に関しては、
このブログが最も詳しいかもしれません。(…と云われました。)
 
だから、漆喰を正しく大別するのであれば6種!
というのが私の持論です。
  1. 本漆喰
  2. 左官調合漆喰
  3. 土佐漆喰
  4. 既調合漆喰
  5. なんちゃって漆喰
  6. 琉球漆喰
いかがなものでしょうか?