©伝統素材伝承支援協会 王様の漆喰? 150 150

王様の漆喰?

漆喰は「石灰」と「麻すさ」と「海藻のり」、3つの素材からつくられます。

山を削り、畑で栽培し、海で採る。
そうやって集められた素材で作られた、日本のタカラの一つです。

それぞれの素材について詳しく知りたい方は、上記の素材名をクリックして下さいね。
どっさり説明していますから。
さて、そんな漆喰研究の中で面白い素材がありました。
それがコレ。
写真素材 PIXTA
(c) marika写真素材 PIXTA

夏バテにオススメの野菜、モロヘイヤ(Molokheiya, ملوخية‎)です。
モロヘイヤとは古代エジプト語のムルキアが語源だそうで、
意味は「王様のもの」「王様の野菜」ということです。

ネバネバが身体に効く!! ということで、そのネバネバを漆喰に…。



ハズレです。




このモロヘイヤ、日本名はシマツナソ、縞綱麻というもので、
コウマ(黄麻)とも呼ばれるイエロージュートの仲間なのです。
もうお気づきですね?

そう、麻すさの原料。ジュート原産国のバングラデシュなどでは
ジュートと同様に栽培され、その皮から繊維製品が作られています。
写真素材 PIXTA
(c) deito写真素材 PIXTA

漆喰にも、この繊維を加工し「すさ」にされたものが使われているワケです。
キレイでしょ?これが日本の伝統技術。














驚くべき事に南京豆(ピーナッツ)が輸入され始めた江戸時代には
すでに南京袋をリサイクルした「すさ」が使われ始めていたそうですから
輸入原料であっても、「日本の伝統」と呼んで良いと考えています。

それはそうと、「王様のもので作った漆喰」。
なかなか素敵な響きじゃないでしょうか?