©伝統素材伝承支援協会 漆喰のワンストップ化を目指して 150 150

漆喰のワンストップ化を目指して

これまでも、そして、これからも漆喰の研究を続けるワタシたちです。

先人達が残してきた、素晴らしい左官文化ですが
残念なことに、その材料についても、その技法についても
文章化されているものはごくわずかです。

左官技法というものが、
それだけ、「知識よりも経験が必要とされるものであるから
ということは言うまでもないことですが

左官文化自体が失われつつある現代、それでは失うものが大きすぎます


そのために、ワタシたちは教えをいただきながら
実験と経験を繰り返し行い、「漆喰」というものを作れるように努力しています。


そして、今回初めての試みが下の写真。

全国でも有名なこのパッケージ。
そう。「土」に挑戦です。

















ある現場にて、漆喰に土を調合する必要があるとのこと。

現場環境にもよりますが、現地での計量、調合は大変難しいものです。
ですので、今回、ワタシたちがその作業までさせていただくことになりました。

元々、色顔料入り漆喰、砂入り漆喰、練り置き済み漆喰など
漆喰に更に手を加えた製品作りが得意なワタシたち。
そのための特殊機械も揃っています。

そして、「こんなこともあろうかと」
これまで様々な実験を繰り返してきたわけです。

ワタシは、
これから更に左官さんにとって過酷な時代をむかえることになると考えています。

今まで当然のように現場で行ってきた漆喰作りの作業も、
環境などの制約でなかなかままならない現代、
その代わりを務めるのも、左官文化の継承のお手伝いにならないでしょうか?

「左官さんの代わりに漆喰を作る。」

そんな事が出来るように、日々学んでいる次第です。