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漆喰 と 炭酸ガス(CO2)

今日は修道士ドン・ピエール・ペリニョン(Dom Pierre Pérignon)が
シャンパンを発明した日だそうです。
写真素材 PIXTA
(c) にこまる写真素材 PIXTA

シャンパンは発泡性ワイン。
 発泡性ワインは発酵の際に発生する炭酸ガス
 そのまま瓶内に閉じ込められ、液中に溶け込んだものです。
 で、その中でも決められた製法、そしてシャンパーニュ地方で製造されたものだけが
 「シャンパン」と呼ばれます。
 だから、それ以外はスパークリングワイン。そう呼ばれていますね。

 そしてその代表格が「ドンペリ」。ドン・ペリニョンです。
 発明した修道士の名が冠せられています。
 そして「勝利の美酒」の代名詞。
 我々庶民のノドにはなかなか入りません。

ビールといい、サイダーといい、コーラといい、
炭酸の刺激はたまらないものですよね。

ですが、炭酸ガス=CO2
CO2や二酸化炭素と聞くと、環境負荷の代名詞。
悪モノとして、マイナスイメージが強くなります。

うまく付き合っていかねばならないモノの一つです。


さて、その二酸化炭素、漆喰には必要なモノなのです。
覚えてますか?
漆喰の主成分、水酸化カルシウム(消石灰)は
二酸化炭素を吸収して硬化するのです
その二酸化炭素は、石灰石を焼いたときに石から出た分。
つまりは吐き出した分だけ吸い込むのです。

「なんだか、漆喰っていいよね?!」と思ったでしょ?

でもいい話には必ず落とし穴があります。
漆喰は環境にとても優しい、漆喰で二酸化炭素を減らせる…
などと嘘っぱちを記載しているWEBサイトやカタログが蔓延していますが
石灰石は焼かれているのです。

焼くのに使われるのは主に石炭やコークス。
石灰石から二酸化炭素を除くために、高熱を与えるべく燃料が使われます。
ですから、産業的にはそれなりの量のCO2が排出されていると考えてください。

それが良く分かるのが、
miriyunさんの 写真でイスラーム 家の材料・・・イエメン風しっくいの作り方

クリックしていただくと、それはもう気持ちいいほど石焼きの原点の姿が見られます。
石灰は昔からそうして作られてきたのです。

石灰石を焼く窯からは、燃料を燃やして発生するCO2と
石灰石が生石灰へ焼成されて発生するCO2、
それぞれが出ています。

















もっと詳しく 関連ログ; 漆喰の原料は石灰
化学式も含めて書いています。