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伝統を伝承するということ

伝統は伝承と革新の繰り返しで創られていく

まさにそれが、現代の我々が直面している課題です。
いにしえより受け継いだものに、新たな息吹を与え、それを残し続けて行く。
それこそが温故知新

でも、周りを見回してください。
受け継いできた文化、モノ、業、あなたの身近にありますか?

ワタシが積極的に関わっているコト、それは全て「残す」「受け継ぐ」「復元する」ことを
目的としたものです。
そこから新しいものが生まれ、文化として残っていくことを祈っています。

  • 解体され、ゴミとなってしまう古民家の木材、これを古材(伝統資財)として循環型建築社会を創ろうとする運動。
  • 左官材料の製法や原料を守っていこうとする活動。
  • 大分県にしか残っていない正統な琉球畳の原料、七島いの生産サポート。

ワタシに限らず、「自分に出来ることがあるなら、積極的に行う
それが未来へ何かを残していく、伝承していくということではないでしょうか?

この資格がその一助となれば嬉しいです。
古民家鑑定士」。
名前の通り、古民家を鑑定する資格です。

古民家鑑定士は、厚生労働省認可財団法人職業技能振興会の認定資格です。
そしてその役割は
その名称において、古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地及び環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、ユーザーに適切なアドバイスを行う能力を有するものです。
私たち古民家鑑定士は、
 ただ値段をつけるという単純な営利活動を行うわけでもなく、
 ただ「古い家を残そう」という活動をしているわけでもありません。

その古民家の保存、活用、再利用を広く皆様に認知していただき
家は古くなれば壊せばよいというものではなく、できるだけ残していく。
そして、壊さざるをえない場合にも、その家から出される資財は限りなく再利用する。

その強い理念を持ち、
 「もったいない」「古くても良いものはまた使える」「思い出をいつまでも守りたい」
そんな日本人の美しい精神を住まいや暮らしに求め、日々活動しています。

資格を取ることよりも、
 「社会に貢献する」という気概に満ちた方が集まる…ことを祈っています。



第8回 全国一斉「古民家鑑定士」認定試験(9月/10月)

大分会場(他地域の実施要項は財団法人職業技能振興会のHPから)
 日時;10月17日(日)13時~17時
 場所;大分県総合社会福祉センター(大分市)

カリキュラム13:00~13:15受付
13:15~16:00試験前講習
16:00~16:45 認定試験

詳細/お申し込み方法:
 古民家鑑定士認定試験の詳細およびお申し込みは、
 財団法人 職業技能振興会のHP からお願いいたします。

申込み締め切り;試験開始の7日前
          ただし連休が絡みますので、10/5を目安にして下さい。


昨年2月に始まったこの資格検定制度ですが
次回で第8回をむかえます。
今回も大分県での開催に向け、着々と準備を進めています。

全国で1000名を超える資格者が育成される中、
残念ながら有資格者が10名に満たない大分県では
本資格の有用性だけでなく
古民家や古材(こざい)を再活用することが、環境保全につながることや
古材自体がを再利用・再活用できる認識がほとんどありません。

今日も県内のどこかで取り壊され、廃棄されている古民家。
一般的な大きさのものが処分されると
ブナの木1300本が年間に吸収するCO2が排出されることになります。















「家」や「思い出」だけでなく、環境を、郷土を守っていかねばなりません。