©伝統素材伝承支援協会 漆喰は環境に優しい…わけではない。 150 150

漆喰は環境に優しい…わけではない。

漆喰の主成分、水酸化カルシウム(消石灰)は
二酸化炭素を吸収して硬化します

漆喰は二酸化炭素を吸収する優れた建材です!!

漆喰は環境問題をクリアします。


だまされていますよ。
その言葉だけを信じてはいけません。

「そんなに漆喰が素晴らしいのか?」
と、あるところで話題になりました。

以前にも説明しましたね。
漆喰が吸収する二酸化炭素は、原料の石灰石を焼いたときに石から出た分。
つまりは吐き出した分だけ吸い込むのです。

「それでも、吸収するんだからいいじゃない」
いい話には必ず落とし穴があります。
漆喰は環境にとても優しい、漆喰で二酸化炭素を減らせる…
などと嘘っぱちを記載しているWEBサイトやカタログが蔓延していますが
石灰石は焼かれているのです。

焼くのに使われるのは主に石炭やコークス。
石灰石から二酸化炭素を除くために、高熱を与えるべく燃料が使われます。
ですから、産業的にはそれなりの量のCO2が排出されていると考えてください。

またもや登場。
石灰石を焼くということ。それが良く分かるのが、
miriyunさんの 写真でイスラーム 家の材料・・・イエメン風しっくいの作り方

クリックしていただくと、それはもう気持ちいいほど石焼きの原点の姿が見られます。
石灰は昔からそうして作られてきたのです。

石灰石を焼く窯からは、燃料を燃やして発生するCO2と
石灰石が生石灰へ焼成されて発生するCO2、
それぞれが出ています。

















もっと詳しく 関連ログ; 漆喰の原料は石灰
化学式も含めて書いています。


とはいえ、そうして排出される二酸化炭素、
環境負荷の問題にされるほど多くはありません。
現代の日本中の壁が漆喰であれば別ですが…。

ただ、お住まいに漆喰を塗っているのであれば
壁が吸収する二酸化炭素…
その一部はその家に暮らす家族が吐いたもの。
家族の生活と一緒に成長していく漆喰、素敵じゃありませんか?