©伝統素材伝承支援協会 平成22年度「現代の名工」発表 150 150

平成22年度「現代の名工」発表

本日、厚生労働省より、
工業技術や食品関係など各分野で優れた技能、業績を持ち、その道の第一人者とされる150人を本年度の「現代の名工」に選んだ
と発表がありました。

「現代の名工」は1967年各界の技能水準向上のために創設されたもので、
毎年秋に150名が選ばれています。

様々な分野からの名工が選出されていますが、
発表資料より、「漆喰」に関連する方々を抜粋してご紹介します。

お名前技能功績の概要
長崎幸三郎 さん業界の指導者であり、特に漆喰彫刻に秀でており、
作品は地元の東金神社の拝殿正面に龍を彫刻し奉納されており、
他の地区の神社、仏閣にも奉納している。
岡田 明廣 さん重要文化財・旧名古屋高等裁判所の左官復元工事を
主任技術者として文化庁の通達どおり復元を果たすなど
卓越した技能を有している。
中島 長次 さん伝統工法に熟練の技を持ち、土壁や漆喰を主材とした
重要文化財の復元工事に卓越した技能を有している。
また、技能検定委員として若手技能者の技能向上と
社会的地位向上に努めている。
越猪 正高 さん古来和風建築の土蔵・人造研出しの技能に優れている。
また、長年にわたり職業技能訓練短大講師とし
若年者の育成指導に努める等、
後進の指導・育成を行い業界の発展向上に寄与している。
山城 富凾 さん長年琉球赤瓦屋根施工に従事し、
寺社建築における瓦葺き作業及び琉球赤瓦屋根の
漆喰塗り作業に卓越した技能を有しており、
世界遺産である首里城関連施設の復元・修復工事にも従事した。

ご紹介させていただいた5名の方、そして他の受賞者の方々、
本当におめでとうございます。

その中でも、琉球漆喰塗りの技術者の方が選ばれたこと、
とてもうれしく思います。

琉球漆喰は数ある漆喰の中でも、
極めて狭い範囲で使われている「まぼろし」に近い材料です。
その技術者の方が選ばれたことは、素材と技術が認められたことだと感じています。

これからも琉球漆喰の魅力、しっかり伝えていきたいと思います。