ワタシの本業は漆喰、そして石灰のメーカーです。
全国のあちらこちらでゲリラ的に?発生していた鳥インフルエンザが
とうとう宮崎県で発生との報告がありました。
すでに鹿児島県での発生がありましたので
九州の石灰メーカーは防疫・消毒に使用される
消石灰の安定供給のために準備を整えていますが…
それでも瞬間的に大量の消毒用石灰を供給するとなると
それは大変な労力を要するのです。
手間がかかるから…などと言っては居られません。
前回の鳥インフルエンザ、そして昨年の口蹄疫。
対応を続けておりますが、全ては社会貢献のため。
おそらくいずれのメーカーも
採算がとれないことを承知で対応を続けています。
そもそも、なぜ石灰が消毒用として散布されているのか?
疑問に思う方も多いと思います。
消毒用石灰として散布されているものは
消石灰=水酸化カルシウム です。
じゃあ、カルシウムが?
残念ながらカルシウムには効果はありません。
「水酸化カルシウム」であることが必要なのです。
過去にも発生した口蹄疫や鳥インフルエンザの際にも
消毒するために大量の消石灰が散布されました。
消石灰が強アルカリ性であることで、それに触れた菌が死んでしまうこと。
そのために消石灰が散布されているのです。
鳥インフルエンザ防疫と石灰(日本石灰協会)
現在、私たちは出来るだけ多くの消毒用石灰を供給できるよう、
準備を整えています。
全ては皆さまの安全のため。
我々は出来る限り、「出来ること」をやり続けるだけです。