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左官材料のカンチガイ

よくある勘違いなのですが

石膏と石灰
石膏プラスターと漆喰

同じものだと勘違いしている方が多いようです。

相変わらず電話での問い合わせも随分と多い内容です。
なので、おさらい。


石膏プラスターは主にラスボードなどに塗られる下地材。
上塗り用には「混合せっこうプラスター」と呼ばれ、
消石灰や珪藻土などが混合されているものが多いようです。

今回は上塗りに漆喰を塗る際に多い質問と注意点を説明します。

石膏プラスターの上に直接塗れるの?
塗れません。
必ず完全乾燥させた後、シーラーの施工をお願いします。

<注意点>
1)吸い込みを止めないと下地に水を取られ、塗りにくいだけでなく
初期の硬化不良を起こすことがあります。
2)漆喰のアルカリが浸透しでボード表面の紙を傷めることがあります。
3)せっこうボードメーカーによっては直接は「禁止」されています。


石膏プラスターにおっかけで塗れる?
塗らないで下さい。
必ず完全乾燥させた後、シーラーの施工をお願いします。

<注意点>
1)漆喰のアルカリが浸透しでボード表面の紙を傷めることがあります。
2)同様の理由で、せっこうボードメーカーからも禁止されています。
3)中には「おっかけ施工」を推奨している漆喰メーカーもありますが、
どうなのでしょうか…


石膏と消石灰って同じもの?
違うものです。
石膏は硫酸カルシウム、消石灰は水酸化カルシウムです。

なぜか「漆喰の主成分は石膏」と
トンチンカンな説明をしているWEBサイトがあります。
間違ってますよ。

「砂漠の薔薇」。多くは硫酸カルシウムで出来ています。
砂漠のバラ - 写真素材
(c) モレス写真素材 PIXTA

なんとなく、お分かりいただけたでしょうか?
そもそもの混乱の理由は「プラスター」という言葉。

英語で plaster は漆喰石膏バンソウコウも意味するのです。

混乱するわけですよね。


ちなみに現在の左官業界では
プラスター主に石膏を意味しています。
ただし、下地材で「○○プラスター」という名称が多く使われていますが、石膏を使っていないものも多いようです。
ドロマイトプラスタードロマイト(炭酸マグネシウムと炭酸カルシウムからなる鉱物)を主成分とした漆喰の仲間です。
保水性や粘性に富み、糊を加える必要がありません。
石膏プラスター主に石膏を主原料とした下地材をさします。
せっこうボードメーカー各社が自社のせっこうボード専用の下地材として販売しています。
日本プラスター栃木県にある漆喰やドロマイトプラスターのメーカーさんです。
左官業界の方には日プラさん(にっぷらさん)との愛称で呼ばれます。
ホームセンターのDIY漆喰でもお馴染みですね。
主に上記のように分けられています。

特に下地材の「○○プラスター」の呼び方が更なる混乱を…。

ちゃんと区分けして呼びましょうね。