©伝統素材伝承支援協会 ニボシと漆喰 150 150

ニボシと漆喰

2月14日、バレンタインデー一色ですね。
悔し紛れではありませんが、あえて違う話を。


今日は「に(2)ぼ(1=棒)し(4)」の日なのです。
煮干しでとった「いりこだし」、美味しいさぬきうどんが食べたいですね。
小豆島 さぬきうどん來家
小豆島 さぬきうどん來家 / kobakou



さて、これまでにもオハナシしてきましたが、
東西や地方によって食の文化が異なることが
テレビ番組などで良く知られるようになりましたね。

各地で食事する中で明らかに異なり、それに不思議な違和感を覚えるモノ。

それが「出汁」(だし)です。

昆布・鰹節・鯵節・煮干し・あご・焼き干し・干し椎茸などなど。

味のベースとなるダシは、地域によって全くその傾向が異なります。
関西の昆布だし、瀬戸内のいりこだし、
サバ節のど~んと効いた蕎麦だし。
沖縄のお弁当には黄金色の鰹だしのスープが付いていたり…。

料理の味だけでなく香り、そしてその印象もガラッと変わるのがダシですね。


同様に、漆喰に使う海藻、その種類によって全く性状が異なってくるのです。
左官文化と昔の流通経路が影響しているのではないか?
とも考え、各地を訪れるたびにお聞きしています。

おそらくは左官職人さんが手軽に入手できる海藻がなんであったか?
ということが大きく影響しているように思います。
なんとなく調べてみた結果は近世の回船航路と一致するのですから。

西回り航路は銀杏草、東回り航路は三陸角叉。
瀬戸内産の布海苔はその周辺から京都まで。
しっくり来ませんか?

さらに云うと、昔からの海藻業者さんや、
建材商社さんがどの地域に海藻を販売していたか?
ということにも影響するようですね。

まだまだ調査を続けています。
一生のテーマにもなりそうですね。