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1300年の歴史

2012年の今年は古事記1300年。
太安万侶によって古事記が献上されたのが712年のこと。
これが我が国で最古の「歴史書」と言われます。
ゆかりのある全国各地で「古事記イベント」が繰り広げられていますね。

さて、その「歴史」という言葉の意味、教わったことはありますか?

昔のこと。 というだけではまだ足りません。

ちゃんと漢字に意味があるのです。

「歴」は 順序を経てきたもの。
「史」は 記録された物事。

ですから、書物によって伝えられたコトやモノを「歴史」と呼ぶのです。
だから歴史が始まったのは文字というものが発明されてから。

「史記」 wikipedia


では歴史として記録される前のことは?
「先史」と呼びます。

古事記に記されたのは、天地開闢から推古天皇の世まで。
様々な神様、天孫降臨などは
古事記が記されるまで口伝として残っていたものとされています。
伝説的な要素?も含まれているわけですね。

伝説の残る高千穂峡
Manai Waterfall / 真名井の滝(まないのたき)
Manai Waterfall / 真名井の滝(まないのたき) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)


それでも「記録」を伝えることはとても大切なコト。
後世にコトを残す技術です。

中国史を学ぶと、
歴史家(当時の記録を記す学者)に事実と異なることを書かせようとして
弾圧を行った皇帝の話が何度も出てきます。

それでも「歴史は真実を残すこと。」として遺されてきたわけです。
でないと、暴君、名君などという評価は下せないわけですから。
歴史家が記録してきたコト、とても意義のあることなのです。

現在、領土問題となっている尖閣諸島や北方領土。
そこでも歴史に基づいた論争が行われていますね。


現代に生きる私たちが歴史を刻むこと。
今あるものを記録に残すこと。

お年寄りに聞かないとわからないコト。
忘れ去られようとしているコト。

ちょっと考え直してみませんか?


私たち伝統素材伝承支援協会は、大切な事業の一つとして
素材についての記録を残す活動も行っています。