年に一度は「コリオリの力」のお話を。

2015年9月19日土曜日

よもやま

t f B! P L
小難しいオハナシの多いこのブログですが…今日もです(笑)

まだまだ台風シーズンですね。
被害の心配をしながらニュースをみていると…雲の動きが説明されますよね。

渦をまく、台風や低気圧。
その渦巻く雲の動きを見ながら、雨の予想をしたりするわけです。


しかし、なぜ渦巻くのか?ご存知ですか?


台風とは

 「熱帯低気圧の中でも最大風速が17.2メートル以上のもの」

を指して言うのだそうです。つまり、低気圧。

水は高いところから低いところに流れますね?
同様に空気も気圧の高いところから低いところに流れ込むんです。


強引な言い方をすれば、
周りから空気がどんどん流れ込んで来る勢いの強いのが台風
…ということですね。

ここからがウズのオハナシ。

空気が流れ込むのは気圧の高いところから低いところ。

つまり、真っ直ぐでいいハズなんです。
わざわざ曲がる必要はありません。

ここで出てくるのが地球の自転。
地球は東向きに回転しています。



その自転の慣性のせいで、真っ直ぐ流れるはずの風も、
北半球では向かう方向から東へずれてしまうんです。



低気圧の中心へ向かった風が右へずれる…
つまり曲がってしまうんですね。

だから風も雲も結果的に反時計回りの渦をつくってしまう。というわけです。

そして、南半球ではその逆の現象がおきます。

この力(ちから)を「コリオリの力」と呼びます。

フランスのガスパール=ギュスターヴ・コリオリが
1835年に提唱した力学のオハナシでした。

本日9月19日、コリオリの命日にちなんでみました。

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