©伝統素材伝承支援協会 ニッポンでも地域によって言葉が違います。それが知らない土地を訪ねる愉しさでもありますね。 150 150

ニッポンでも地域によって言葉が違います。それが知らない土地を訪ねる愉しさでもありますね。

全国津々浦々お邪魔していると、
同じ言葉なのに意味が違うコトバにぶち当たることがあります。

たとえば…とそんなお話。例を挙げてみましょうね。

【ほっこり】
ホコホコのお芋…。昔はふかし芋を意味していたようです。


あたたかい様子や、ほっとする様子などをさして言いますね。
ですが、京都弁では「疲れてうんざり」という意味もあるようです。

【まったり】
とろんと穏やかな口当たり。
マンガ「美味しんぼ」で一気に流行ったコトバですね。


これも元々は京ことばだったようです。
が、今の使い方は「のんびりくつろぐ」ような意味に使われていますね。
NHKのアニメ「おじゃる丸」の影響だそうですけど…?

【もっこり】
誰ですか?破廉恥な想像した方は??
その使い方が一番普通なんでしょうけど…

リンゴがもっこりです。


新潟や秋田などでは「いっぱい、たくさん」という意味で使われているようですね。


で、伝統素材の分野にも同様に。

【つのまた】
一般的には三陸などで採れる海藻です。
近世の物流で検証すると江戸周辺、つまり関東近郊で、主に使われてきた
左官用の海藻のりの原料です。


ところが、関西ではコレをつのまたと呼んでいることがあります。
「銀杏草(ぎんなんそう)」。
現在では主に青森や北海道などで採れる海藻です。
近世物流では北前船で関西まで運ばれていました。
が、何故かこれを「つのまた」と呼んでいるようですね。



いかがでしょうか?普段何気なく使っているコトバでも、地域によって。
もしかしたら自分のいる地域だけで使っている意味もあるかもしれませんね。