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なぜニッポンの木造建築は長持ちなのか?

西暦730年の今日、天平二年三月二九日、薬師寺さんの東塔が建立されました。
今年でじつに1287年目。いったいどれだけ長持ちするんでしょう?




平城京遷都が行われた710年、都とするべく多くのものが運ばれてきました。
薬師寺さんも他の大寺と同じく、平城遷都の際に藤原京から移転されたお寺さんです。西の京に移転されてから建て始められ、出来上がったのが730年。そこから1287年が経ったわけですね。

現在、薬師寺東塔は2011年4月から解体修理が実施され、今もなお修理の最中。平成31年に終わる予定だそうです。

瓦を全て降ろし、土を落とし、漆喰壁を落とし、木組みを外す。壊すのではありません。キレイに分解するのです。機械でいうところのオーバーホール。
ただし、傷んだ木材はそのまま交換されるのではなく、悪い部分だけを継ぎ変える。そのために「素屋根(すやね)」と呼ばれる、建物をすっぽりと覆う作業施設が建てられています。




そうやって幾度となく修理を繰り返すことができるのも我が国伝統の建築技術。

その内部が、工事の進捗に合わせ公開されていますね。
次回の公開こそ、観に行きたいものです。