©伝統素材伝承支援協会 口蹄疫の対策の為に 消毒用石灰を作り続けています 150 150

口蹄疫の対策の為に 消毒用石灰を作り続けています

やっと…と云うべきでしょう。
政府が口蹄疫の対策本部を設置しましたね。

現地の畜産農家の方々だけでなく
その支援にたずさわる我々も、ほぼひと月もの間、
身を砕く努力を続けているのですが…。

あまりにも続いている非常事態に対して、工場の製造担当者も疲労困憊。
当然、営業担当などと云っていられません。
ワタシも外せない予定以外は、交代要員として製造ラインに入っています。

















私の本業は自己紹介の通り。漆喰を売り歩くことです。

担当している関西~北海道への営業を行わなくては
売り上げを確保出来ないのですが…。
しかも、漆喰までもが枯渇し、現場の皆様へ多大なご迷惑をかけています。

各地の皆さまからの「何とかするよ。頑張って!」との言葉に
心から救われております。
 …何とかって、他社さんの商品?(苦)
そんなわけないですよね?信じてます。



さて、
発生の報を受けた4月20日、
私たちの倉庫には鳥インフルエンザ等の緊急対策用として
自主的に200トン以上、
20キロ袋で1万袋を超える石灰の在庫を準備していました。

発生と同時に九州各地の各方面からのご連絡。
それは、ほんの数日で無くなり、
広い倉庫にはわずかにこぼれた石灰が残るだけ。

自治体からの要請は倉庫がカラになった後でした。

報道規制? 立ち入り制限? 対応遅れ?

全国に現地の悲鳴が届いたのはほんの数日前。
我慢出来なくなった昨日、やっと口蹄疫について触れることにしました。
いたずらに騒がぬように。…馬鹿正直に我慢していました。

行政や地元の利権など、色々な情報が飛び交っているようですが

我々はこれまでも、これからも、
愚鈍に、ただひたすらに石灰を袋詰めして出荷するのみです。

深夜となった今も、工場内の全ての袋詰めラインで、石灰を詰め続けています。
口蹄疫の被害を最小限にとどめるために、採算など考えていられません。
社長以下、誰もが人助けだと信じて、他を犠牲にして取り組んでいます。

間違っても
「よかったね。儲かってるんじゃないの?」などと云わないでください。

石灰屋も、その袋を作る製袋屋さんも、
運送するためのパレットを作る製材屋さんも
運送会社さんも、トラックの運転手さんも
休み無く、働き続けているのです。

どこかで何かが間に合わなくなります。
それでも互いに「スミマセン。何とか間に合わせます。」
と言い続けているのです。
「赤字にならなければ、それで良い」というレベルはすでに超えています。



政府が口蹄疫の対策本部を設置した今日
南九州以外の都道府県から
新たに大量の石灰供給の要請が数件ありました。

とても現状で対応できる数量ではなく、
「今は南九州に供給し続けるだけで精一杯なのです。」と
お断りをせざるをえません。

我々石灰屋がどれだけ作れば、
南九州全ての畜産農家さんの手元に石灰が行き渡るのでしょう?
どれだけあれば安心していただけるのでしょう?


畜産農家さんに平穏が訪れるまで、
ウチの社員にも、他の支える人々にも、休日はやって来そうにもありません。