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「日光を見ずして結構というなかれ。」という言葉自体、知られていないのかも。

「日光を見ずして結構というなかれ」

…という言葉がある通り。
ニホンジンである限り、日光はニッポンのタカラとして大切に。

さて、日光と云えば?

日光東照宮をはじめとした世界遺産「日光の社寺」、中禅寺湖、華厳の滝、日光ゆば、たまり漬け…そして日光杉。

日光 / e_s_jp

1648年の今日6月8日、20万本の日光杉並木の植樹が終わった日だそうです。

日光の杉は、徳川家による造営の際に植えられ、現在の日光杉並木が造られていったわけですが、それを中心としてさらに多くの杉が植えられ、日光の樹といえば「杉」となったわけです。

そして日光と言えばさらにもう一つ…

スギ花粉症。
花粉…
花粉… / tsuda

実は日光が発祥といわれています。

1960年代に初めてスギ花粉症の症例が認められたのが日光。
ただ、杉が多いから花粉症になりやすいわけではないことは様々なメディアで知られていますね。

工場や車の排気ガスによる大気汚染 欧米化した食生活 ストレスなどの多い生活環境。
スギ花粉症は国際的にも、発展していない国では起きていないそうです。
やはり、私たちの現在の生活があるべき姿ではないということでしょうか?

もう一つ、大きな原因は戦後に行われた杉の拡大造林。昭和30年代に多く植えられた杉が成長し、40年ほどで成木となり花粉をばらまき始めるわけです。

だから流行り始めたのが近年なわけで…と云いたいところですが、さらにもう一つ。

林業の低迷による手入れ不足も大きな原因だそうですね。
枝打ちもせず伸び放題の杉林が放置されている現在。我が国は、森林率7割という世界で2番目の森林国でありながら、自給率は2割程度。


安い外材を使い、国内の森林資源はほったらかし。
花粉症はそれが招いた病気なのかもしれません。