第8回 全国一斉「古民家鑑定士」認定試験 大分会場
まずは、試験日程と概要の発表。
日時;10月17日(日)13時~17時
場所;大分県総合社会福祉センター(大分市)
カリキュラム | 13:00~13:15 | 受付 |
13:15~16:00 | 試験前講習 | |
16:00~16:45 | 認定試験 |
詳細/お申し込み方法:
古民家鑑定士認定試験の詳細およびお申し込みは、
財団法人 職業技能振興会のHP からお願いいたします。
申込み締め切り;試験開始の7日前
ただし連休が絡みますので、10/5を目安にして下さい。
「古民家鑑定士」。
名前の通り、古民家を鑑定する資格です。
古民家鑑定士は、厚生労働省認可財団法人職業技能振興会の資格です。
そしてその役割は
その名称において、古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地及び環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、ユーザーに適切なアドバイスを行う能力を有するものです。
私たち古民家鑑定士は、
ただ値段をつけるという単純な営利活動を行うわけでもなく、
ただ「古い家を残そう」という活動をしているわけでもありません。
その古民家の保存、活用、再利用を広く皆様に認知していただき
家は古くなれば壊せばよいというものではなく、できるだけ残していく。
そして、壊さざるをえない場合にも、その家から出される資財は限りなく再利用する。
その強い理念を持ち、
「もったいない」「古くても良いものはまた使える」「思い出をいつまでも守りたい」
そんな日本人の美しい精神を住まいや暮らしに求め、日々活動しています。
昨年2月に始まったこの資格検定制度ですが
次回で第8回をむかえます。
今回も大分県での開催に向け、着々と準備を進めています。
全国で1000名を超える資格者が育成される中、
残念ながら有資格者が10名に満たない大分県では
本資格の有用性だけでなく
古民家や古材(こざい)を再活用することが、環境保全につながることや
古材自体がを再利用・再活用できる認識がほとんどありません。
今日も県内のどこかで取り壊され、廃棄されている古民家。
一般的な大きさのものが処分されると
ブナの木1300本が年間に吸収するCO2が排出されることになります。
「家」や「思い出」だけでなく、環境を、郷土を守っていかねばなりません。
まずは資格を取ることよりも、
「社会に貢献する」という気概に満ちた方が集まる…ことを祈っています。
また、今回からは、教本も改訂され大幅にバージョンアップ。
講習・試験もさることながら、
古民家に関する知識見識が深められるこの教本だけでも一見の価値ありです。
皆様のご賛同と受験をお待ちしています。
ワタシにとって
古民家を守ることは、環境を守ること。
古民家を守ることは、左官文化を守ること。
左官文化を守ることは、美しい日本の心を守ること。
美しい心で郷土、大分を大切に守っていく方々を集めたい。
強く信じて、これからも活動して参ります。