先日もお話ししました「漆喰」についての定義。
「そんなにデタラメなんですか?」というメールをいただきました。
はい。その通りです。
おそらく現在の我が国は
「少しでも消石灰が入っていれば漆喰」と呼んでいる状況にあります。
「漆喰はどれも天然素材だから大丈夫」だと思っていませんか?
それもウソであることは再三申し上げていますね。
国土交通省、日本建築学会、日本漆喰協会、日本左官業組合連合会、
様々な団体がありますが、その中に共通した「コレが漆喰です」というものが無いのです。
しかも、様々な漆喰についての著述がありますが、
書かれてから数十年、既に入手できない素材が原料とされています。
漆喰が世間から忘れられ、廃れていくのもやむを得なし…と
言うわけには参りません。
ちゃんと
「それは漆喰ではありません」 「これが漆喰です」と
胸を張って言える状況にすることが、
漆喰に関わる私たちの緊急課題だと思っています。