漆喰に生えはじめたカビの写真、現場でどうやって撮るのか?と。

最近はパソコンに繋げられる顕微鏡なども売っていますね。
ただ、まだ持ち運びも大変です。
もともと仕上げ材の不良調査や劣化調査の経験が多かった私は
現場で手軽に対応できる、コリメート法を応用して撮っています。
でも、使っているカメラにちょうど良いもの、なかなか見つからない現状も。
ところが、トンでもないカメラが登場していました。
今年の3月から売ってたんですね。知りませんでしたが…。
それがコレ。ペンタックスの Optio W90。

見た目は普通のカメラですよね。
ちょっと頑丈そうな。
しかし感動はこれから。
新聞などを普通に撮ると

接写で

じゃあコレは?

すごいんです。顕微鏡モードを搭載。
拡大レンズを使わなくともこの倍率。紙の繊維、見えますよね。
これならちょっとした素材調査にはカメラだけでも十分。
さらに嬉しい機能がコレ。

3点LED。
接写の際、どうしてもカメラが陰になって壁が暗くなるんです。
これまではペンライトなどをつかって被写体に照明当ててましたが
それだと色飛びや影に悩まされるんです。
これなら申し分なし。
出来ることならもっと早く出会いたかった。
建築関係者、素材関係者なら分かってくれると思うのですが…。