その壁の多くは板壁や土壁であったことはご存知ですよね?
そして、土壁は…土だけで作られていたのではなく
多くは中に竹が編みこまれていたのです。
このような土壁の下地となる細工を「小舞(こまい)」と呼びます。
竹で作られたものは「竹小舞(たけこまい)」といわれるわけです。
また、小舞を造る作業は「つくる」ではなく「掻く」と言います。
しかし…塗り籠められて隠されてしまうのでその姿を見ることも、
小舞を掻いているところも、なかなか見ることができませんね。
そこでまたもや「名古屋城本丸御殿」。
最新の復元工事レポートは「小舞掻き」。
手順やその作業内容が克明に詳細に、公表されています。
http://www.hommaru-palace.city.nagoya.jp/
またしばらく名古屋から目が離せませんね。