今年も節電の夏ですね。
驚いたのは…
4月に入ってすぐに家電量販店では
節電!と扇風機を早くもセール中。
4月10日には気象庁よりエルニーニョ監視速報。
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いている。とのことですが、過度のエアコン使用による電力不足を防ぐためにも、
今後夏にかけても平常の状態が続く可能性が高い。
みんなで出来る協力を行っていかねばなりませんね。
さて、エアコンどころか扇風機もない時代
夏を涼しく過ごすために、様々な工夫が行われてきました。
その工夫のカタマリが古民家。
暑い沖縄の古民家はさらに暑さへの工夫がなされています。
我が国の建築の歴史は1000年以上。
扇風機なんて、使い始めてまだ100年ちょっとです。
もう一度、「暮らし」を考えた家づくりが行われる時代がやってくるとイイですね。
また、漆喰も同様に素晴らしい機能を持っています。
実は年に1度、
新築やリフォームで漆喰を塗った住まいに住み始めたお宅へ
直接お邪魔する行事があります。
その際、皆さん口々に
「新しい住まいに引っ越して、クーラーをあまり使わなくなった」
と云われるのです。
なぜかというと、漆喰が余分な湿気を吸うから。
部屋の空気がべとつかず、さらに吸収された水分が蒸発するとき熱も奪うわけで…。
体感温度だけでも1,2度違うはずです。
住まいを快適にするのが「あたりまえの壁」。
見直してみてはいかがでしょうか?