もうお正月を迎える準備を始めないとならないのですね。
各地でしめ縄作りが行われたり、門松の準備が始まったりしていますが…
ほとんどの方にとっては、まだまだ2週間。
年末に向けて休む暇のない毎日だと思います。
連日、テレビでも各地の煤払いの模様が報道されています。
それももともとは旧暦の今日、行われていた年中行事だそうです。
その煤(すす)、暮らしに密着したものだったのです。
今のように電気やガスなどのない時代、調理はかまど、照明は灯明や行燈(あんどん)でしたね。
暖を取るにも囲炉裏や火鉢が使われていましたし、薪や油を燃やすことで、家の中で煙が上り、柱や梁などにべっとりと煤が付着しました。
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それが結果的に大事な住まいを守ることになったのです。
また、わずかにその製法が残されているだけですが、筆で書くときに使う墨(すみ)、油などから採れる煤を集め、膠(にかわ)で練り固めたものだったのです。
漆喰に松を燃やして採れる煤を混ぜることで、黒漆喰も作られていました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjzzatY_kh3nzLMgGZcokS7P8CqaMims3UTsZZSOltSToCBTNmHA3TSHFd2_aH0_GgaGN29uOcPITAU_8N2nfzw1I0bf4_H1BjtIrvRORkFfluT_q9Xgv5u9P5K2lBhMjStLxsQkrY1AUE/s400/DSC01058.jpg)
生活の中に煤(すす)、見られなくなりましたね。
かえって、煤が出るようなモノを使うと、一酸化炭素中毒で命の危険があるくらい。
住宅様式と生活の変化、果たして我々の生活は豊かなのでしょうか?