直に体験していない方にとっても、これまで経験のしたことのない脅威であったことは間違いないと思います。
ですが「まさか自分の住んでいるトコロは」と高をくくっている方も多いんです。
例えば我が地元大分県。
確かに長い間、大きな被害に遭うような地震は発生していません。
が、起きないわけではないんです。
その教訓は過去の災害。
1854年の今日、安政地震のひとつ「豊予海峡地震」が発生しました。
震源地はちょうど関サバ関アジで有名な佐賀関のちょっと沖。
マグニチュードは7.4、震源に近い現在の大分市、臼杵市あたりでは最大震度6と推定されています。
その数日前の12月23日には安政東海地震、12月24日には安政南海地震。
連動して起きた大地震だったんです。すでに安政南海地震で大分の被害は5千軒以上の家屋が全潰。津波にも襲われています。そこに加えてさらに大きな地震。
さらに言えば、これら3つの地震以外にもその数年の間に各地で地震が発生していました。
昨年の東日本大震災。
離れているから、時間が経ったから、といって対岸の火事にはなりません。