お彼岸は春分の日、秋分の日をそれぞれ中日(ちゅうにち)として
前後3日。つまり7日間がその期間にあたります。
で、お楽しみは…コレですね。
Tomomarusan / wikipedia
「ぼたもち」です。
「え?おはぎじゃないの?」と思った方、よい疑問です。
どちらの呼び方もするんですよね。
ですが、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼ぶのが正しいようです。
その理由は
牡丹(ぼたん)
Peony / 牡丹(ぼたん) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
萩(はぎ)
DVC00265 / Tamago Moffle
春の牡丹(ぼたん)、秋の萩(はぎ)、それぞれの名前に由来するそうです。
だからぼたもちは「牡丹餅」。おはぎは「御萩」。
なるほど~。ですね。
では春と秋以外はどう呼ぶのでしょうか?
夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼ぶんだそうです。
餅つきのように臼と杵を使わずに(音を立てずに)作れることから
どちらも「搗き知らず」という言葉遊びだそうです。
分かりますか?夜船は着き知らず。北窓は月知らず。
昔の我が国では洒落た考え方があったんですね。
伝統素材だけでなく
文化を知ること、言葉を知ること、とても大切なコトだと考えています。
ま、牡丹餅も大好きですけど。