この法律は1949年の今日、今から60年以上も前に公布されたものです。
そして、それを基に決められたのがJIS(Japanese Industrial Standards)。
JIS=日本工業規格ですね。
「モノづくり」を行う際には、この規格が少なからず関与しますね。
ではコレは?植物の皮から採られた麻すさ。
しなやかさ、保水力、作業性とのかかわりあい…標準化は出来ませんね。
海藻もそうです。
常に同じ味の昆布だしがないのと同じ。原料によってその性状も全く変わるわけです。
ところが、これらにような伝統素材も「規格化」しようとする動きもあるそうです。
素材を見極め、素材と対話し、素材を巧みに使いこなすのが我が国の伝統なんですが…それらが不安定であることが問題視されることがあるのが、今の世の中のようですね。
果たして伝統素材を標準的な見方で見ることが可能なのか?
漆喰に限らず、それが我々の今後のテーマなのではないでしょうか?