平社員と妻の夫婦コントのお話ではありません。
「平」とは建物の長辺側、または屋根の棟と平行な面をいいます。
下の図の正面ですね。桁面と呼ばれることも多いです。
また、平から出入りする様式を平入りと呼ぶこともあります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEihcdV8FQeqE8MHC-plvIaOaP3QMynv0IiyXzoYYqNleTKtgxtBT6D6-5PajzPYxUHC2-oIZK9aSD0_IOqRCTV3jqdAorFI3p-jbnOqcupxKtTt1hOJ9wnuewEVXYyzSYv98EEwLbYw6TpD/s800/%25E6%25A1%2581%25E5%2585%25A5%25E3%2582%258A.png)
その逆が「妻」です。前述の逆で、妻入りとは妻(建物の短辺側、または棟との直角面)から出入りする建物の様式。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh7pYDSuWHEB1qJT8Athx-8Y_NA_Tq4EW1gTEkCe4B24x4_GwOeVEpr2PnOCeHGgwqfMxE8CEfYa34XEdKEoP5432iCq2jwFb0_s-jlNlfV48DooHYjoP3fg3jeOHW3Sg1vtwh-C4le8jge/s800/%25E5%25A6%25BB%25E5%2585%25A5%25E3%2582%258A.png)
妻入りの建物は家の間口(正面の出入り口)の広さで税金を取った時代の名残が残る昔の商いの街や街道沿いの町などで多くみられます。
うなぎの寝床だらけの町並みなどはこうやって妻入りの建物がくっついて出来上がっているわけです。
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突然ですが出雲崎。
実は何年も前から再び訪れたいと思っている場所です。
新潟県のホームページ 出雲崎漁港より
航空写真で分かりますか?
新潟から直江津へ向かう北国街道に面する家々。
ほとんどが「妻入り」の建物なんです。
特に出雲崎で観た街並みはまさに壮観。
いつかまた訪れようと、夕日を浴びる町を観ながら思ったものでした。
そこからさらに数年。
海雪を口ずさみながら出雲崎に行かねばなりませんね。
いつの日か訪れてみせますよ。