毎年12月1日にお伝えしている話ですが、今日は「鉄の記念日」。
歴史上、南部藩釜石の高炉で安政4年、旧暦12月1日に、初めて製鉄に成功したからだそうです。
さて、毎年ご紹介していますが、製鉄には石灰が切っても切れないくらい関係があることなのです。
「鉄」の原料は鉄鉱石。それをまずは高炉で溶かすことから始まります。
高炉に鉄鉱石とコークス、そして石灰石が入れられ、鉄鉱石は高温で溶かされ、不純物が石灰石の働きで除去されます。
こうして出来上がるのが銑鉄(せんてつ)。
銑鉄には炭素が多く含まれ、鉄としては硬くて脆いものになります。そこで、炭素を取り除くと共に、まだ多く含まれている不純物を取り除くために、今度は生石灰が入れられます。
我々が鉄と呼んでいるもののほとんどは鋼(はがね)。
それが作られるためには石灰が不可欠なのです。
日本石灰協会「鋼をつくる」より引用させていただきました。
国内で毎年1000万トンを越えて生産される石灰製品。
その6割以上は鉄鋼産業のために供給されています。
今日の「鉄の記念日」、支えているのは石灰産業でもあります。
すごいでしょ?!石灰。
様々な石灰にかかわる情報は
日本石灰協会 http://www.jplime.com/ にて提供されています。
また、公開されている資料も大変わかりやすく、読めば納得。の内容ですから、是非ご覧になってみてください。
それぞれ画像クリックでファイル閲覧、または保存が可能です。
なるほど!石灰ゼミナール
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