今日は「紙の記念日」。
昨年には和紙が世界文化遺産に登録されたわけですから、
みんな和紙を使う…というわけでもなかったようです。
Najio Washi (Japanese Paper) / Hyougushi
さて、紙は歴史も古い伝統素材です。
その発明から伝播のお話、世界の歴史を総ざらいする必要があるくらい
歴史の流れにたっぷりと浸れる素材です。
何しろ、その歴史自体を記述して残した素材でもあるわけですから。
と、紙の歴史をワタシが語っても仕方ありませんので
伝統素材としての紙についてほんの少しだけ。
もともと紙はとても高価な貴重な素材でした。
大切に大切にリユースが行われ、その多くは燃やされることなくリサイクル。
刻んで溶かして壁に練り込むことも当たり前だったんです。
ひと昔前の建物に壁内部の内張りに新聞紙が使われていることもありますよね。
それだけ紙は大切な素材として使われてきました。
さて、写真は左官さんにとってはマボロシの素材。
我が国の伝統を支えてきた「紙」の素材は、
これまた奥深いところにありそうです。