私は、枝雀さんの名前からは、何故かいつも「蔵」が思い出されます。
ある時に聞いた枝雀さんの落語。「四段目」とも知られる蔵丁稚がとても面白かったんです。。
芝居好きの丁稚が嘘をつき、罰として蔵に閉じこられて…。
と他愛もない話なのですが、噺家さんの話術ですね。大変面白く聞こえます。
蔵丁稚、ストーリーはコチラ。でも、読むのだとツマンナイです。
で、皆さん、蔵に閉じ込められたこと、ありますか?
怖いですよ~。
小窓からわずかに差し込む光がホコリを照らして光の筋がス~っと。近くからのはずなのに、すごく遠くに聞こえる外の音。大声で助けを求めても誰も助けてくれないんじゃないか?!
…ホントに怖かったんです(笑)
さて、そんな蔵をいくつか。
「お蔵入り」の言葉通り、飲み込まれそうな迫力がありますね。
塗ったばっかりで新しいハズなのに、ゆったりと古い時間を感じさせてくれます。
さらにこれは見ている時間まで忘れてしまいそう。
土佐漆喰の名作です。
でも、閉じ込められるのはイヤですね。