鉄と石灰。 ニッポンの高度成長は石灰が支えたんです。

2016年10月16日日曜日

よもやま

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写真は「釜石鉱山田中製鉄所」。
日本近代製鉄の発祥の地、岩手県釜石市にありました。

"Tanaka iron works, Kamaishi mine 01" by traveler_ip - historical museum of steel manufacturing at Kamaishi. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

今日はその製鉄所設立のきっかけとなった日。
1886年10月16日、49度目の挑戦により、
洋式高炉で初めて銑鉄を取りだすことが出来た日です。



この成功により正真正銘の日本の産業革命がはじまったわけです。

ニッポンの歴史は産業の歴史でもありますね。
かつて鉄が我が国を支えていた時代があったこと、覚えていらっしゃいますか?

JFE Steel Corporation
JFE Steel Corporation / kanegen


けれど、知っておいていただきたいのは鉄を作ることが出来たのは、
我が国に豊富にある資源のおかげだということです。

日本石灰協会「鋼をつくる」より引用させていただきました。

高炉から銑鉄をつくる製鉄の際には石灰石。
銑鉄から鋼をつくる製鋼の際には生石灰。

そうです。我が国で唯一自給している鉱物「石灰石」のおかげなんです。
ただの石じゃないんですよ。

私たちの生活を創った石なんです。




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