米百俵の精神とは?

2017年6月15日木曜日

おさらい

t f B! P L
今日は米百俵デー。




米百俵の精神

以前、某総理大臣の発言で流行りましたね。

でも、その意味をご存知の方、案外少ないんですよ。
なので、今日も、こっそり学んでおきましょうね。
河井継之助が率いた北越戦争(戊辰戦争の一つ)で敗れた長岡藩は、7万4000石から2万4000石に減知され、実収にして6割を失って財政が窮乏し、藩士たちはその日の食にも苦慮する状態であった。
このため窮状を見かねた長岡藩の支藩三根山藩から百俵の米が贈られることとなった。

藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の大参事小林虎三郎は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用(学校設備の費用とも)とすることを決定する。藩士たちはこの通達に驚き反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、

「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」

と諭し、自らの政策を押しきった。

この米百俵の売却金によって開校したのが「国漢学校」であり、洋学局と医学局が設置された。この学校は士族によって建てられた学校であるが、一定の学力に達した庶民の入学も許可された。国漢学校は、現在の長岡市立阪之上小学校、新潟県立長岡高等学校の前身となった。なお長岡藩江戸上屋敷にも国漢学校があり、長崎に医術の修行のため内地留学も出していた。(wikipedia)

今の我慢が将来の利益になること。

それこそが米百俵…わかっちゃいるけど、私たちは、つい目先の利益にとらわれてしまいますね。誰しも今食べるオコメが欲しいわけです。


我慢が出来た人にはきっとご褒美が。そう信じて頑張りましょうね。

ちなみにお米一俵は60キロ。一般的な米袋が30キロですから、その2倍。
1俵=4斗=400合ですから、百俵といえば4万合。
お米1合でお茶碗3杯くらいですから…12万杯。

かなりの人数の腹を満たしたはずですね。
それすら我慢するコトこそが米百俵の精神なんです。


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