クリスマス寒波?年越し寒波?
今年も寒いですね。
この時期は冬タイヤ規制されたり、通行止めが出ていたり、と交通や運送にかなり影響が出てしまいます。
しかし、冬がくるのは毎年のこと。我が国の伝統工法は、冬の厳しさから中に住む人々を、そして建物自体を守っていくようにも作られてきました。
今年もそのおさらいをしましょうね。
合掌造りで知られる白川郷。
その構造は豪雪に耐えられるよう創り上げられた先人の知恵です。
白川郷 白川鄉 / cyesuta
雪の多い地域では瓦の上に積もった雪が滑り落ちて、下を通る人に危険がありますね。
そのために瓦には「雪止め瓦」というものが使われている地域があります。
写真左上が軒先。瓦に取っ手のようなものが付いているのが「雪止め瓦」です。
Shift|Wikipedia
土壁やなまこ壁も雨や火事だけではなく、雪から守る漆喰の造作ですね。
雪国の商店街には雁木(がんぎ)。往来する人への配慮も昔からあるんです。
人々をしっかり守る住まい、昔からあったのです。
こうした工夫、雪の中で見たいものですが、なかなか現地までは難しそうですね。