長持ち。

2021年4月20日火曜日

伝統素材

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西暦730年の今日、天平二年三月二九日、薬師寺さんの東塔が建立されました。
1300年近く前の木造建築物。いまだに現存しているんですよ。
いったいどれだけ長持ちするんでしょう?


平城京遷都が行われた710年、都とするべく多くのものが運ばれてきました。薬師寺さんも他の大寺と同じく、平城遷都の際に藤原京から移転されたお寺さんです。西の京に移転されてから建て始められ、出来上がったのが730年。そこから1300年ちかくが経ったわけですね。

現在、薬師寺東塔は2011年4月から解体修理を終え、特別公開中。

解体修理は大掛かりなものでした。
瓦を全て降ろし、土を落とし、漆喰壁を落とし、木組みを外す。壊すのではありません。キレイに分解するのです。機械でいうところのオーバーホール。傷んだ木材はそのまま交換されるのではなく、悪い部分だけを継ぎ変える。そのために「素屋根(すやね)」と呼ばれる、建物をすっぽりと覆う作業施設が建てられました。




そうやって幾度となく修理を繰り返すことができるのも我が国伝統の建築技術。
コロナウイルスの流行が落ち着いたら観に行きたいところですが…

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