1300年近く前の木造建築物。いまだに現存しているんですよ。
いったいどれだけ長持ちするんでしょう?
平城京遷都が行われた710年、都とするべく多くのものが運ばれてきました。薬師寺さんも他の大寺と同じく、平城遷都の際に藤原京から移転されたお寺さんです。西の京に移転されてから建て始められ、出来上がったのが730年。そこから1300年ちかくが経ったわけですね。
現在、薬師寺東塔は2011年4月から解体修理を終え、特別公開中。
解体修理は大掛かりなものでした。
平城京遷都が行われた710年、都とするべく多くのものが運ばれてきました。薬師寺さんも他の大寺と同じく、平城遷都の際に藤原京から移転されたお寺さんです。西の京に移転されてから建て始められ、出来上がったのが730年。そこから1300年ちかくが経ったわけですね。
現在、薬師寺東塔は2011年4月から解体修理を終え、特別公開中。
解体修理は大掛かりなものでした。
瓦を全て降ろし、土を落とし、漆喰壁を落とし、木組みを外す。壊すのではありません。キレイに分解するのです。機械でいうところのオーバーホール。傷んだ木材はそのまま交換されるのではなく、悪い部分だけを継ぎ変える。そのために「素屋根(すやね)」と呼ばれる、建物をすっぽりと覆う作業施設が建てられました。