人間は死ぬ直前まで学ぶことが出来ます。
さて、今日は論語の学而篇第一からです。
子曰、学而時習之、不亦説乎。思い出せましたか?
有朋自遠方来、不亦楽乎。
人不知而不慍、不亦君子乎。
子曰く、学びて時に之を習う、また説ばしからずや。
朋遠方より来たる有り、また楽しからずや。
人知らずして慍みず、また君子ならずや。
一般にこの中から亦楽の二文字をとられて「えきらく」と読むことが多いようです。
そして我が国の「学校」の始まりも論語を学ぶところから始まりました。
「足利学校」。平安初期または鎌倉時代に現在の栃木県足利市に創設された教育の場です。日本最古の学校といわれていますね。
儒学を中心として学んでいたそうです。孔子廟もありますね。
こちらは岡山県の「閑谷学校」。
江戸時代に藩校として庶民への教育が行われた学校です。
庶民学校としては日本最古だそうです。
こちらでも講堂で儒学を学ぶとともに、やはり聖廟として孔子が祀られています。
学問の聖木とも呼ばれる楷の木がとても立派ですね。
こちらは長崎の孔子廟。中国の様式そのままです。
ご覧のとおり、私たちの「学ぶ」という歴史は儒学から。
人のあるべき姿。「八徳」といわれる仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌も儒学から。
私たちの文化自体が儒学をもとに行われているといっても過言ではないのです。
一緒に学びましたね?楽しかったですか?