凍った素材の危険性

2012年1月24日火曜日

よもやま

t f B! P L
全国雪模様です。


まさかこの雪の中、漆喰を塗っている方はいらっしゃらないですよね?
水で練った素材ですから、凍ったら一巻の終わりです。


さて、今日は凍結について。
皆さんご存知の通り、水は0℃で凍ります。

その時、「膨らむ」ってことも…ご存知ですよね?
多くの他の物質とは異なり、水は分子と分子の間に空隙が出来るため
固体になると体積が増える珍しい物質なんです。

膨張するのは1割程度。
製氷皿で出来た氷、盛り上がってますよね?!

さて、これが建築素材の世界に起きたらどうなるでしょうか?
一番分かりやすいのは霜が下りた土。


氷が溶けると…ベチャベチャになるか、スポンジ状にバリバリになりますよね。
それが建築で発生したら?

素材の強度は格段に低下します。

ちなみに、樹脂系の製品は使う前の液の状態で製品自体が凍結すると
樹脂分が壊れ、様々な不良を起こすことも。

見落としてはならない自然の猛威ですね。

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