二つの資格を紹介します。
いずれも厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会の認定資格です。
古民家鑑定士
「その名称において、古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地及び環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、ユーザーに適切なアドバイスを行う能力を有するものです。」
伝統資財施工士
「伝統資財施工士とは、伝統資財施工士の名称において、解体された古民家などの建物から算出される木材を建築分野において再活用するための専門的な知識と技術を用い木材再利用建築の企画・施工を行う事を業とし、伝統資財施工士認定試験に合格し、厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会に備える伝統資財施工士名簿に登録を受けたものをいいます。」
(いずれも職業技能振興会の説明より)
「古民家?」という方のために。
(c) bwinds|写真素材 PIXTA
地方出身であればじいちゃん、ばあちゃんちが
こういった昔ながらのお家ではないでしょうか?
漆喰に関するお問い合わせや、実際に目にする現場は
少なからず全国各地の「文化財」です。
文化財とは
「文化活動の結果として生み出されたもので、文化的価値を有するもの。」
(yahoo辞書)
ですから、私は昔から伝わる家屋は当然、文化財だと思っています。
「国や自治体の宝だけが財ではない」と。
で、これらの資格。
古い建物を資財として評価・保存・活用・再利用など、
守っていくべき文化財に正面から向き合っている資格だと思います。
決して簡単に取れる資格ではないのですが
頑張ってチャレンジして取得しました。
漆喰にかかわらず「左官」というものの社会的再認知のためにも
古民家、古材、古瓦、古家具の再生・再利用への動きは大変重要です。
興味のある方は下記サイトを一度のぞいてみてください。
財団法人職業技能振興会
NPO200年住宅再生ネットワーク機構
古民家鑑定公式サイト