今日は花まつり。灌仏会です。
お釈迦様の誕生日ですね。
お寺さんを見れば分かるように、漆喰と仏様、いつも仲良しです。
最近は鉄筋コンクリートにペンキを塗ったお寺さんも増えてきましたが、
由緒ある古い建物を大切にされておられるところでは
まだ、漆喰のお手入れを欠かさず行っておられます。
ちょっとした汚れは侘・寂(わび・さび)として。
苔むした瓦や壊れかけた土塀、少しカビた漆喰、趣きの一つですよ。
ただ、限度が来る前に直す。
そうして何百年もの間、建物が残ってきたのです。
「漆喰は汚れるから」
「塀にカビが生えたけど大丈夫?」
「ほんの少し、ひび割れが入ったけど…」
古来の日本には、それを好ましく思う心があったはずです。
私は心をリセットしたいときには、
古寺名刹など時間を感じない場所、忘れられる場所に行くようにしています。
お寺を観るなら奈良に行きましょうね。
(今月は勝手に奈良キャンペーン中です)
さて、お釈迦様といえば
「おしゃかになる」の語源、ご存知でした?
江戸言葉は「ひ」と「し」が逆になりますよね。
例)コーヒー が こーしー
で、昔の鍛冶屋さんが火力が強過ぎて失敗したときに
「しがつよかった」(火が強かった)と。
しがつようか=4月8日=お釈迦さまの誕生日
だから、「おしゃかになる。」は
失敗することや、モノが壊れて使えなくなる意味になったそうです。
結構苦しいダジャレですね。
最後に今日のタイトル「お釈迦様でもご存知あるめえ」
誰の言葉でしょうか?
切られ与三(与三郎) ? ハズレです。
与三は「お釈迦様でも気がつくめえ」。七五調なのです。
「しがねぇ恋の情けが仇」から始まる、
歌舞伎「與話情浮名橫櫛」の名台詞ですね
当然、春日八郎でもないですよ。名曲の歌詞は
「生きていたとは、お釈迦様でも、知らぬ仏の、お富さん」
お富さん 春日八郎 歌詞情報 - goo 音楽
正解は6代目バルタン星人。(スミマセン)
『ウルトラマン80』第45話 「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」
での名言だそうです。
「これが、このバルタン星人様の陰謀とはお釈迦様でもご存知あるめえ」
タイトルも凄いですねぇ。ちょっと見たくなりました。
しかし、フォフォフォと
気持ち悪く笑うだけじゃなかったんだ。