ここのところ
「よくもまあ、毎日続くもんだね」
「ネタがよく見つかるもんだね」
とのお褒めの言葉(?)をいただけるようになりました。
毎夜、布団に入る前の1時間ほど、
必ず漆喰に関係のあるハナシを考え、書き続けておりますが
やっぱりネタには苦労してますよ。たまに夜更かししちゃいます。
だから今日の話はネタ。
最近はテレビで芸人さんがネタという言葉を多用していますし
ネットではネタバレなどという造語も氾濫していますね。
なんとなく使っていますがその語源は?
ご存知の方も多いでしょう。「種」(タネ)の逆読みです。
古くは噺家さんやお寿司屋さん、職人さんなどが使っていた
仲間内でしか通用しない一種の暗号、符牒(ふちょう)がその元です。
噺のタネ、鮨のタネなど“材料”をさす言葉として使われてきたわけですね。
建築の業界では漆喰やペンキなどの材料をネタと呼んでいます。
用例としては
- 使いやすいネタだね
- ネタ積んできてくれないか?
- ネタの伸びが悪い
- ネタが足りない
- こんなイモネタ、使えない
- どこのネタだ!?これ?(怒)
ただ、不思議と大工さんや建具屋さんが使っているのは聞いたことないですね。
サッシをネタとは呼んでませんよね?!
なんとなくですが、「塗る」材料に限定されているように感じます。
ほかの業界で聞けるのは「回っていないお寿司屋さん」でしょう。
お昼、ちょっと奮発して900円のちらしずしを食べて、会計しようとすると
レジのおっかさんに大将が「キワ」っと叫んだりします。
数字の1をピンと呼ぶように、9はキワ。
そのほか醤油がムラサキ、玉子がギョク、会計のオアイソもです。
酢飯のシャリなんて、仏舎利が語源らしいですよ。
さて、そんな漆喰の話のネタ、日々探しています。
材料のことや施工方法など、知りたいことがあれば
是非、下欄の コメント に書き込んで下さい。
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また、「ちょっと来い。説明しろ」と優しくおっしゃる方の為に
説明会希望のページをupしました。
呼んでくださいね。ネタにしますから。
さて、ワタシが最もネタ集めに行きたい場所。
今日も奈良への道しるべです。
奈良が待ってますよ |
唐招提寺さんの金堂。
昨年秋に工事が終わってホヤホヤのはずです。
同じく唐招提寺さんの瓦土塀。たまりませんね。
(c) クモハ42|写真素材 PIXTA
さあ、奈良に行きましょう。