尾張名古屋は城で持つ

2010年6月29日火曜日

漆喰

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「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ」
有名な伊勢音頭の一節ですね。

その名古屋城、現在、戦災で焼失した本丸御殿の復元工事が始まっています。
工期は3期10年。総事業費約150億円をかけた巨大プロジェクトです。

名古屋城本丸御殿 公式ページによれば
焼失前の本丸御殿と同等の歴史的文化的価値を有する建物を再現するよう、原則として旧来の材料・工法による、旧状再現を図るものとします。なお、現代の技術や生産事情、活用方法や維持管理も考慮して取り組むこととします。
しかも、再現目標とした復元時代は1600年代。
書院造りの延べ3100平米…。 想像がつきませんね。

だから、焼失前の写真。天守などのほか、色々な建物が建っていたのです。
その一つが本丸御殿。名古屋のそれは、将軍専用の居所だったそうです。
wikipedia


















そして、戦争で焼失。
焼夷弾では不燃の漆喰もダメだったようです。
毎日新聞社「一億人の昭和史 4」より/wikipedia






















天守閣は1959年に再建されたものの
本丸御殿は遅れること約50年、名古屋開府400年を迎える今年秋には
復元玄関が公開されるとのことです。

 楽しみですね。

何よりも、「旧来の材料・工法による、旧状再現」。
はたしてどんな漆喰が使われるのでしょうか?

奈良の平城宮大極殿に続いて、函館の五稜郭

そして名古屋城本丸御殿
完成公開は平成30年。今から楽しみでなりません。



















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