石灰と美酒を楽しむ

2010年7月16日金曜日

石灰

t f B! P L
ちょっとお洒落にワインの話を。
写真素材 PIXTA
(c) jazzman写真素材 PIXTA

ワインの産地の土壌は様々ありますが、石灰質のものが多いようです。
当然、原料となる葡萄の生育に大きな影響があるわけです。
ワインの世界は奥が深すぎて、ワタシには荷が重いのでそろそろ本題を。


「ボルドー液」ってご存知ですか?

 塩基性硫酸銅カルシウムを主成分とした、農業用の殺菌剤です。
 簡単に言うと、硫酸銅と生石灰を水に溶かして混合したもの。
 19世紀にワインの産地、ボルドーで葡萄の病気予防の殺菌剤として発見された薬です。

 国内でも100年以上前から使われており、その用途は葡萄だけでなく
 麦・蒟蒻・じゃが芋・キャベツ・大根・瓜・トマト・ネギ・梨・林檎・柿・蜜柑・茶などなどの
 いくつかの病気に有効とされています。

 農薬ではありますが、原料が原料ですから、使用していても有機栽培の認定が受けられます。

 先日、七島藺のハナシでも紹介しましたね。


そう。美味しいワインが出来上がるのも石灰のおかげ(?)。
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(c) madss写真素材 PIXTA

でも、美味しいワインって高いんでしょ?
…とワタシも思います。

実際には100万はくだらない高級なものから数百円のものまで。

某テレビ番組で、有名にもなりましたが
カリフォルニアワインで「カリフォルニアのロマネコンティ」とも呼ばれるワイン。
美味しいそうですね。
カレラという会社のものだそうですが、その名前、スペイン語で「石灰窯」という意味。
ラベルマークも窯の絵だそうです。


ウマい酒のあるところ、石灰あり  …でしょうか。

ちなみにワタシは「大分麦焼酎」を強く応援しています!

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