ちょっとお洒落にワインの話を。
(c) jazzman|写真素材 PIXTA
ワインの産地の土壌は様々ありますが、石灰質のものが多いようです。
当然、原料となる葡萄の生育に大きな影響があるわけです。
ワインの世界は奥が深すぎて、ワタシには荷が重いのでそろそろ本題を。
「ボルドー液」ってご存知ですか?
塩基性硫酸銅カルシウムを主成分とした、農業用の殺菌剤です。
簡単に言うと、硫酸銅と生石灰を水に溶かして混合したもの。
19世紀にワインの産地、ボルドーで葡萄の病気予防の殺菌剤として発見された薬です。
国内でも100年以上前から使われており、その用途は葡萄だけでなく
麦・蒟蒻・じゃが芋・キャベツ・大根・瓜・トマト・ネギ・梨・林檎・柿・蜜柑・茶などなどの
いくつかの病気に有効とされています。
農薬ではありますが、原料が原料ですから、使用していても有機栽培の認定が受けられます。
先日、七島藺のハナシでも紹介しましたね。
そう。美味しいワインが出来上がるのも石灰のおかげ(?)。
(c) madss|写真素材 PIXTA
でも、美味しいワインって高いんでしょ?
…とワタシも思います。
実際には100万はくだらない高級なものから数百円のものまで。
某テレビ番組で、有名にもなりましたが
カリフォルニアワインで「カリフォルニアのロマネコンティ」とも呼ばれるワイン。
美味しいそうですね。
カレラという会社のものだそうですが、その名前、スペイン語で「石灰窯」という意味。
ラベルマークも窯の絵だそうです。
ウマい酒のあるところ、石灰あり …でしょうか。
ちなみにワタシは「大分麦焼酎」を強く応援しています!