桔梗の花が印象的な元興寺さん。
わずかですが咲き残っていました。
この元興寺さんで、現役で使われている最古の木材が公開されることは
先日お伝えした通りです。
その模様を少しだけ。
11月13日までは天井裏に入って、実際に目で見ることもできます。
法隆寺よりも古いとされる現役で使われている木材や
左官さんの落書き?有名な舞鶴です。
そのほか、奈良1300年祭の今年は素敵なはからい。
大事な研究品を、禅室に展示していただいています。
飛鳥時代の木材に
飛鳥時代の瓦。
お気づきになりましたか?
「触れないでください」と書かれているだけなのです。
ガラスケースや立ち入り禁止ロープなどもありません。
机に並べられた大切な資料を、
まさに手に取れる距離で見ることが出来るのです。
だから、こんなことも。
備え付けの懐中電灯で平瓦を照らし、
表面のパターンを見ることも出来るのです。
桶に巻かれて作られた瓦。
だから、桶の凹凸とそこに巻かれていた布の跡がくっきり。
さすが、民間研究所のさきがけ「元興寺文化財研究所」をもつ
元興寺さん。
「ちゃんと見える」ことはとても大切なことですよね。
全く予備知識のない方でも、安心して見に行けますよ。
様々な展示も全て研究所の所員さんが丁寧に説明してくれます。
まさに「行けば分かる」。
元興寺さんの歴史からも分かりますが
とても開かれたお寺さんであることを、心地よく感じました。