クリスマス・イヴですね。
カレンダーを見てため息をつくのは私だけではないと思いますが…
さて、そのカレンダーを見て…???と思ったのが「納めの地蔵」。
今日はそのように書かれています。
一体「納めの地蔵」とは?
お地蔵さまの縁日は毎月24日。
年の終わりのお地蔵さまの縁日だから、納めの地蔵…ということのようです。
ところで「縁日」=「お祭りの露店」ではないのですね。
神様仏様に縁(ゆかり)がある日 だそうです。
その日に御参りするといつも以上にご利益があるということで
御参りする者も多く、それで露店が出たわけです。
「お祭り」もその「縁日」に合わせて行われていたわけですから、
混同するのもなるほどと。
寅さんで有名な帝釈天の庚申のお祭りも、
縁のある庚申の日に行われるわけです。
(c) rahmananda|写真素材 PIXTA
さて、そのお地蔵様。
正しくは地蔵菩薩。もともとのサンスクリット語ではクシティ・ガルバといいます。
で、クシティは大地(地)。ガルバは子宮や胎内(蔵)。
またまた、なるほどです。
もっと詳しいことはWikipediaを見ていただくとして
そのお地蔵さまの中でも国宝になっているのが
法隆寺さんの大宝蔵院に安置されている地蔵菩薩立像です。
来年4月には聖徳太子没後1390年法要が行われるそうで、
現在は大講堂の修復工事中ですね。
柑橘類|Wikipedia
暖かい春、工事も終わり、キレイになった大講堂を眺め、
お地蔵様をはじめとした様々な国宝を見るのも良いですね。
やっぱり奈良。ワタシの心を離しません。