愚陀仏庵(ぐだぶつあん)復元は?

2011年2月27日日曜日

たわごと

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愚陀仏庵(ぐだぶつあん)。
四国は愛媛にお住まいの方や日本文学の素養のある方はご存知ですね。
夏目漱石が愛媛県松山赴任中に下宿していたとされ
正岡子規が居候していたことでも知られる建物です。

戦災で焼けてしまったものが復元されたのが1955年。

文学や俳句、短歌などを愛する方々が喜んで訪れていたわけですが…


写真素材 PIXTA
(c) D.M.F.写真素材 PIXTA

昨年7月、西日本を襲った豪雨の影響で
隣接する松山城の石垣が土砂崩れを起こし押し流され
全壊してしまいました。

昨年秋にワタシが訪れた時には
原型をとどめず、こんな有様に…まったく姿がありません。













復旧を目指し、愛媛県と松山市により
愚陀仏庵復元検討連絡会議が行われています。

先の2月8日には第3回会議が行われ、
再築する場所についての絞り込みが行われたそうです。

が、倒壊被害に遭った場所、本来建てられていた場所とは違ったのです。
明治期に建てられていた場所は現在の繁華街の中。
土地取得にもかなりの費用が掛かるので、
建てるなら

 1)壊れた同じ場所か、
 2)道後温泉の一遍上人さんが生まれた場所として有名なお寺さんの前

ということになっているようですね。

確かに、
 歴史的な価値を考えれば「元々あった場所」。
 ゴツゴウによれば「壊れたのと同じ場所」。
 町興しを考えれば「観光客を呼べる場所」。
う~ん難しいですね。

でも、明治期の伝統建築を再築する!ということは間違いないようです。
工事の模様、公開してくれると嬉しいのですが…




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